こんにちは,うみネコ🐈です。
今回はPEラインとショックリーダーの強さのバランスについて考えていきます。
『PEラインとショックリーダーの強度バランスをどう考えればいいのか。』ということについて頭を悩ませている方や,よくわからないままなんとなく購入しているという方も多いのではないでしょうか。
実は,私も釣りを始めたばかりのころ,ショックリーダーをどのような強さにすればいいのかわからず「強ければ強いほど安心!?」と考えていました。
しかし今は,
魚・場所・道具に合わせて使い分けることの大切
と考えています。
この記事をきっかけにして,ぜひ皆さんも一緒に考えてみてください。
強ければ強いほどイイは間違い?
釣りを始めたばかりの頃,ショックリーダーは
『とにかく強度のあるものを選べば間違いないのでは!?』
と考えていました・・・。
この考えは,間違いではありませんが,正解でもありません。
ショックリーダーの強度があれば,以下のメリットがあります。
①不意の大物でも安心
②根ズレに強い
しかし,実際に釣りをしてると以下のようなデメリットに気づきます。
①ラインの結束部分がロッドのトップガイドでつっかかる
②根がかりしたときにPEラインで切れる
この2点のデメリットは大きいです!
①『ラインの結束部分がロッドのトップガイドでつっかかる』は,最悪の場合ロッドの破損につながります。トップガイドにひっかかったまま無理にラインを巻くと,思っているよりも簡単にロッドは折れてしまします。
②の『根がかりしたときに,PEラインで切れる』ということが複数回起こると,あっという間にライン不足になって釣りができない状態になってしまいます。
『とにかくリーダーが強ければ良い』というわけではないのです!
まずPEラインを決めよう!
まずは,狙う魚種や釣る場所に合わせてPEラインを決めましょう。
ちなみに基本的には・・・
ラインが細く,弱くなれば,潮や風の影響を受けにくくなり,思い通りにルアーを動かしやすくなります。
ラインが太く,強くなれば逆に,影響は受けやすくなり,感度や操作性が落ちます。しかし,魚を釣り上げる時には強気でゴリゴリ巻いていくことができます。
また、狙う魚種とPEラインの強さの関係はこんな感じです。
魚 種 | ラインの太さ |
コウイカ アオリイカ ケンサキイカなど | 0.6 ~ 0.8号 |
小型青物 ツバス サゴシ サバ など | 0.8 ~ 1.5号 |
中型青物 ハマチ メジロ カンパチ など | 1.5 ~ 2.0号 |
大型青物 ブリ ヒラマサ など | 2.0 ~ 3.0号 |
根魚(小~中型) ハタ系 | 1.0 ~ 1.5号 |
つぎにショックリーダーを考えよう!
つぎに,ショックリーダーについて考えていきましょう!
ショックリーダーにも「フロロカーボンライン」と「ナイロンライン」の2種類があります。
それぞれ特性が少し違うのですが,また別記事で紹介したいと思います。
ショックリーダーの役割は,大きく以下の2つです。
①キャスティングや魚がかかった時の急なショックをやわらげること
②根ズレや歯ズレでラインが切れるのを防ぐこと
簡単に言うと,「PEラインだけだと切れやすい部分があるから,ショックリーダーをつけよう!」ということです。
PEラインの強さ=ショックリーダーの強さは・・・
一番考えやすいのが,『PEラインとショックリーダーの強さを合わせる』という考え方ですが,あまりオススメしません。
購入する際も考えやすいですが,ノットの組み方が甘かったり、PEにダメージがあったりすると、根掛かりを切る際にPEから切れてしまうことが多くなってしまいます。
もう一つ,問題なのがPEラインの強度表示です。
お店では様々な種類のPEラインが売られています。実は,このPEラインの強度表示には,Max.(最高強度)表示とAve.(平均強度)表示があるのです。
そして,多くの商品がMax.(最高強度)表示となっています。
PEラインの強度表示がMax.表示の場合,いくらPEラインとショックリーダーの強度を合わせても,実際にはPEラインから切れてしまうということが多発していまいます。
これらが,『PEラインの強さとショックリーダーの強さを合わせる』のがオススメできない理由です。
PEラインの強さ>ショックリーダーの強さ
次は,『PEラインの強度より,ショックリーダーの強度を弱めにする』という考え方です。
結論からいうと,以下の釣りに向いています
・エギング
・根がかりが多い場所
・魚の引きがそこまで強くない
根掛かりしたときに,PEラインの方が強度があるため,リーダーかルアーの結び目で切れるということがメリットとして考えられます。
つまり,一度FGノットなどの手間のかかる結束を組んでおけば,何度もやり直す必要がないということになります。
ですから,根がかりが起こりやすい,エギングでは『PEライン>ショックリーダー』というバランスがオススメです!
デメリットは、PEラインの強度を活かしきれないということです。魚とのファイトはリーダーの強さを超えないようにドラグの調整をする必要があります。
PEラインの強さ<ショックリーダーの強さ
次は,『PEラインの強度より,ショックリーダーの強度を強めにする』という考え方です。
こちらも結論からいうと,以下のような釣りにむいています。
・サワラやタチウオ狙い
・底をとらずに釣りをする場合
・根がかりが少ない場所
・魚の引きが強い場合
・根ズレの心配がある場合
ショックリーダーの強度があるため,サワラ(サゴシ)やタチウオなど,歯をもつ魚を狙うときにおすすめです。
ただし,このバランスの場合,根がかりした時には,PEラインから切れてしまいます。リーダーを再結束の手間や,ライン不足になりやすいというデメリットもあります。
ですから,このようなセッティングにする場合には,PEラインは長めのものを巻いておくと安心です。もちろん,基本は根がかりしないように釣りをしていきましょう。
まとめ
PEとリーダーのバランスというと難しく感じるかもしれませんが,魚・場所・使う道具などを整理していけば,適切なバランスが見つかります。
一度でベストなラインシステムを考えることはできないかもしれませんが,何度も試して自分の釣りスタイルにあったラインバランスを考えてみてください。
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